ウッド・リノベーションプラン:林 裕子

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木の温もりのするママエステ

閑散とした商店街に新しい息吹を…。

古き良き時代には栄えたみんなの記憶にある鴨島駅前商店街。そこが寂しさを持つ近年。その街に新しい息吹を持たせたいと地元出身のオーナーの意欲から、ここに家族の中心となるママの為の「ママエステ」の計画が立ち上がりました。木の温もりを味わって貰うことにより、よりママがリラックスして貰えるように、床や壁の一部に木を使い、外壁にも心地よさを伝えるために杉の木を使うことが決まりました。日頃疲れているママの為にも、目にも気持ちにも優しさを提供できるスペース作りが今回の大きなテーマのひとつでした。

徳島すぎの心地よさとは…。

コンクリートの冷たい空間の中に、しっかり断熱材を施し、軸組は土台、柱、頭つなぎを用いて全て杉を使い、床には木の厚板30を敷きこみました。その上にプライベートを確保しながらエステをしてもらえる空間と、ママが子供たちを連れて来ることが出来、子供たちも楽しく過ごす事の出来るキッズルーム、個別でカウンセリングが出来る空間が配置されました。外壁は、中の温かさを外にも伝えることが出来たらと、窓の部分を丸い円で切り取りました。子供たちの楽しそうな様子が商店街の中からも垣間見ることが出来ます。中の温かさと外の穏やかさが同調して、空間の柔らかさを杉の木を使うことにより表現することが出来ました。柔らかい杉を使うことで、独特の温もりや心地の良い肌触り、香り、空気の清浄感、程よい湿度などが提供できる空間が出来、ママ達にはエステで日頃の疲れを癒し、穏やかな気持ちでここを後にしてもらいたいと思います。

思いを形に ~木の温かさと共に~

住宅においても、店舗においても、その空間に必要なものだけが、あるだけなのは寂しいことかもしれません。そこにかけた思いが、ささやかな贅沢が、心が温かくなるものとしてそこに残る。そのワンポイント達が本当に欲しいものなのかもしれません。ふとしゃがんでみたくなる土間、はだしで歩きたくなる床、笑顔いっぱいの子供の様子を垣間見る小窓、笑顔がふと出る受付カウンター、エステをした後にほっと一息つけるカウンセリングルーム、そんなひとつひとつの思いが形になりました。ここち良さとささやかな楽しみ達を形に残していく空間を木の温かさを分けあうように作り続けて行きたいと思っています。

木の香りにつつまれたエステルーム。左側には、キッズルームを見守ることのできる小窓もあり、ママ達が安心して過ごせる場所となっています。

林 裕子

林 裕子

Hayashi Yuko

1971年生まれ。游・空間デザイン室代表。

日本大学生産工学建築工学科卒。藤木工務店倉敷支店にて数寄屋建築などに携わる。2000年に游・空間デザイン室設立。

趣味

子供たちと過ごす時間を大切にすること。手を動かしてモノ作り。生活、食を楽しむこと。美術館巡り、建物探訪。写真etc.

設計で大切にしていること

・家族が集まり、家を楽しむことができる空間作りを心がけています。

・木の温かみ、漆喰や土、石などの自然素材の豊かさを肌で体感でき、生活の細部まで心配りが出来るような建物づくりを目指しています。

これまでの設計

海陽町まぜの丘住宅コテージⅠ、文具屋一哉、テニスショップのある木の家、美容室meet etc.

これまでの設計 これまでの設計

WEBサイト(外部リンク)

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