木の家づくり教室

小さなくぼみ(ピット)スペースでカフェ気分。。^_^

住まいの豊かさって外から入ってくるのでしょうか?

先日、設計監理の依頼から完成したピアノ教室のくぼみ(ピット)スペースで、
挽きたてのコーヒー+和菓子+鉄瓶・・・+先生が私へのプレゼントとして
生演奏のおもてなしをしていただきました。。至福のひとときでした。笑

テーブルは、100年以上の歴史を刻んできた旧家屋の名残材。
カヤの木のテーブルです。。

先生曰く、最高の居場所は窓際の席で、
朝五時頃も朝陽に映される木の陰を楽しまれるそうです。
でも、私の好きな時間帯は、夜の21:00~かな~ですって。。

窓際に植えた植栽の下に小さなランプを設えたことにより、あたたかい灯りが
ロールカーテンに木の陰を映すそうです。

住み手が、色んな時間帯で心地よさを感じてくれているというのは、とても嬉しいですね。。
 

 
会話の中で。。
・この部屋は、和でも洋でも似合う部屋ですね。。
・窓際の席に座ると、窓際の木~葉~先に見える山脈が三層に見え、そして空が感じられますね。
・この灯りを状況に応じて上下させ楽しんでおられるとのこと。。
・ロールカーテンに映る樹木(季節を感じる。)へうげものの茶室を想い出してしまいました。
最後は、素朴な仕上げが、。。。を引き立てる空間なんだとか。。
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杉って 家のどんなところに使えるの?

こんにちは。 (有)佐藤建築企画設計の 島田です。

ときどき、『県産杉使ってみたいけど、どんなところに使えるの?外部にも使える?』というような問いをいただくことがあります。

もちろん、柱や梁といった構造材として、また床や内壁、外壁などの仕上材として、1軒まるごと杉で建てることが可能です。新築の木造住宅の場合は県産杉で建てる家をお薦めしています。

また、鉄骨造やRC造といった木造住宅以外、またリフォームなどにも杉材の利用を提案しています。

今回は、そんなちょっとイレギュラな杉の利用についてのご紹介です。

◆ウッドデッキ◆

半屋外空間であるウッドデッキは、リビングの延長や物干場としてなど、様々に利用できる便利で楽しい多目的空間です。

反面、雨が多く湿気が多い日本では、その耐久性が問題になります。ですのでウッドデッキを計画するとき、一般には耐腐性を重視してイペやレッドシダーなど輸入材の堅木で組むことを推奨されることが多いようです。ですが、こうした輸入材は強度がある反面、堅いがゆえに加工が難しく、足当たりも非常に固く感じます。また、高価でもあります。同時に、輸入材の環境負荷(ウッドマイレージ)についても気になります。
私は、ウッドデッキやバルコニーを計画するときも県産材の杉を使うことを提案しています。堅木に比べて安価で、足当たりが柔らかい杉は、デッキ材として適していると考えるからです。杉の赤身(丸太の中心部分で赤味を帯びている部分。心材。)には腐朽菌やシロアリに強い成分が多く、水分の吸収も少ない為、外部にも使用できます。浸透性の木材保護塗料(キシラデコールやオスモカラーなど)を塗布すれば、更に耐久性が向上します。(5年毎くらいで塗り替えるとより安心)
写真は、低毒性の防蟻防腐剤を含浸処理した杉材を使ったウッドデッキとバルコニーです。裸足で出ることが出来る気持ちのいいデッキです。(傾斜地に建てた為、基本の構造は木造・杉材ですが、一部RCの混構造となっています。)

ウッドデッキ1 SCX_9180m

◆ 腰 板 ◆

杉は木目の美しさと肌当たりの柔らかさが特徴の木材です。組織内に多くの空 気層を持つ為に断熱性にも優れ、触ったときにひんやりしません。

床板や壁材などに適した素材と言える所以です。また調湿効果にも優れ、夏はサラリと、冬はしっとりと室内空気を調整してくれます。ダニやカビの発生も防ぐので、健康的な室内環境を作ることが出来ます。
写真は、沖浜シーズ保育園の保育室の様子。お子さんたちを健康的な環境でのびのび保育したいという園長先生のご希望もあって、出来るだけ無垢材を使った設計としました。構造は、既存のRC躯体のピロティ部分に、鉄骨での増築としました。

床暖房を採用したため床材には杉板を使うことが出来なかったのですが、代わりに腰壁に杉板を貼りました。12㎜の厚みがあるので強度も十分。元気いっぱいの子供たちが勢い余っておもちゃをぶつけてもへっちゃらです。クロス壁は経年変化で傷みが気になってきますが、杉板は小傷まで味わいとなっていきますね。

腰板 IMGP1505

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小さな木の家からはじめる提案

こんにちは。UN建築研究所の根岸徳美です。

「木の家を建てたい」「木をふんだんに使った家がいい」「自然素材にこだわりたい」と相談を受けることが多いです。
ただ、家にかけられる予算は限られています。そんな時には、最初の要望より少し小さな家を提案します。将来のことも想像していただきながら、打ち合わせを重ねるうちに、シンプルで、少し小さな間取りにまとまっていきます。

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現在建てられている多くの住宅は、部屋数がいちばん必要な時期を想定して間取りが決められているようです。成長し独立したあと、子ども部屋が倉庫になっている家も多いはず。一軒の家がたっている間、子供の成長や親との同居、世代交代などにより、その家族の暮らしは様々に変化します。徳島すぎで建てられたシンプルな間取りの家は、家族の暮らしを受け入れながら、時を経て美しさも増していきます。小さな子どもたちが喜んで遊びまわった杉の床は、手入れされ、歳を重ねた家族の足腰にもやさしいそうです。

はじめは小さな家からスタートし、家族構成が変わったり傷みやすい水廻りを修理する時期に、その時々の暮らしに家を合わせていきましょう。家は竣工した時が完成ではなく、その後も住まい手と共に成長変化していってほしいと思っています。

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自分たちが徳島すぎをふんだんに使った家に住むことになったので、愛犬たちにも同じようにつくってほしいと頼まれました。徳島すぎ100%の犬小屋と犬用デッキです。

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はじめまして~設計で大切にしていること

こんにちは、木の家 設計家の 釜内です。

初めての投稿ですから、私が「木の家設計家」として、「どんな技術でお役にたてるのか」をお伝えしたいと思います。

設計過程で心がけているのは、インフォームド‐チョイス。

建築士という技術者資格を持っていますから、物事を客観的に判断するための資料をでき得る限り用意し、皆さんに決めていただく時にお手伝いをすることがプロの責任だと考えています。

私たちは 当たり前に住宅であっても 構造のチェックをしますし法律でも定められています。

安心な構造の住まいに住むことは、日々の暮らしの快適性に少なからず影響があるでしょう。

それ以外に私たちの日々の生活で、快適性にかかわることってなにがあるでしょう?

実は2020年には、「住宅の省エネ化」が義務化されます。

やがては ゼロエネ住宅化も義務化へと向かうことでしょう。

省エネは、日々の暮らしで家計として現れてきます。

ですが、この法律は「省エネ」が目的ですから、皆さんの暮らしの快適性のことは考慮されていません。

なのに、窓の大きさやガラスの種類、断熱材、エアコンの種類 さまざまなことが決められるのです。

そのことと皆さんの暮らしの快適性の関係について提案してくれるビルダーは残念ながら限りなく少なそうです。

前置きが長くなりましたが、私は、暮らしの快適性のなかでもとりわけ影響が大きい

「温熱環境を定量的」に提案することで、皆さんの新しい暮らしの場を提案できるかと思います。

定量的根拠がなければ、住まい手の方に チョイス していただくことはできません。

 

省エネ法に従って住まいを建てるだけでは

何の快適性も満たされない・・・

そんなことを、次回には具体的に、お伝えしたいと思います。

※写真の家は 「焼杉を外壁に使った家」です。

焼き杉の家外観 焼き杉の家

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南左古の家

トップライトと吹抜け

2503トップライトと吹抜け1居間に入ってまず目に入るのは、1.3m×5.5mの細長い吹抜けです。自然と視線が上へと向かいます。平面の形に近い縦横比で縮小させたこの吹抜けは色々な役割を果たしています。最も重要な役割は、1階の居間へ光を届けることです。敷地は、南北に細長く、東西両隣の建物は境界ぎりぎりまで迫っていて、また唯一、開放されている南側には墓地があるので、大きな開口を配置しにくく、家の奥まで光を届けるのが難しい環境でした。この敷地には以前から施主が生活していた家がありましたが、初めて打ち合わせにお邪魔したときは、昼間から電気をつけなければ生活できないほど暗い家でした。
2504トップライトと吹抜け23方からの採光は厳しいので、空からの光に頼りました。3つのトップライトからの光は大きな吹抜けを介して、1階の居間へと届きます。また、この吹抜けは外部からの風を呼び込み、暖かい空気を2階の高窓から排出するための大きな役割も果たしています。

狭小住宅とプラン

2505狭小住宅とプラン1プランを考える上で悩んだことは部屋と部屋をつなぐ廊下をどう考えるかでした。間口は4.5mですから、廊下ひとつでプランが大きく左右されます。今回は廊下の面積をできるだけ減らし、それぞれの部屋の面積を最大限確保しようとしました。家の真ん中に吹抜けがあり、2階はそのまわりに居室があって、1階はその吹抜けから光が届くLDKと和室と水廻りがあります。これはこれでひとつの正解だったと思いますが、最後まで自分の中で残っていたもうひとつのプランがあります。それは廊下を建物の端に配置し、北から南まで一直線に通すプランです。今回のモデルプランではこれを提案しています。このプランは、部屋同士をつなぐだけの廊下にするのではなく、部屋の延長として使おうと試みています。和室と広縁のような関係が生まれたらと期待しています。一見すると、無駄な空間に見えるところに多様な使い道が生まれるのかもしれません。

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ウォークインクローゼットと廊下

クライアントからの要望の中で、必ずと言って出てくるのが「収納が多く」ということです。当然、「南佐古の家」のクライアントも多くの収納を望まれていました。必要な場所に、必要な収納があるのが理想ですが、極端に細長い形状というこの家の特殊さがそれを難しくしていました。1階は理想に近い形で収納を確保できたのですが、2階の居室の収納、特に子供室に関しては必要な分だけとることができませんでした。そこで考えたのは家族共有の収納です。吹抜けと同じ巾、長さのウォークインクローゼットで、寝室、子供室の両方から入れるようになっています。寝室と子供室をクローゼットが繋いでいるということになります。これによって、必要な量の収納とそれぞれの部屋の広さの確保の両立をすることができました。吹抜けを中心に寝室、廊下、子供室、ウォークインクローゼット、そしてまた寝室といった回遊性のあるプランになりました。

2501ウォークインクローゼットと廊下1

2502ウォークインクローゼットと廊下2

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地域材利用システムモデル施設 まぜのおか住宅型コテージ 1

image003『かいふの木』は荒々しい気候の中で育った粘り強く、見た目が男らしい木材。色んな顔を持つ木材を適材適所に使う
『かいふの大工技術』を駆使し、かいふの木を色々な形で見せることで人の目に優しく映る建物づくりを目指しました。
できるだけ素のまま。できるだけ森の中に居るような。海辺の町の原風景を建物の中で感じる事ができるような。
そんな、かいふの町に溶け込む『木ここちのよい家』を目指して作りました。
またここに戻ってきたい。体をいっぱいのばして、こころを大きく広げて。
そんな気持ちになって貰えたらいいなぁ~と思う『作り手たち』の思いも込められたハンドメイドの木の家です。

◆外部◆
外壁材には素地がよくわかるように、挽き材のままの仕上げを採用。
赤杉・及び黒杉の肌合いの違いがよく判るかいふの木らしい外壁に仕上がりました。
厳しい環境にも耐え長持ちしてくれる外壁を目指し、かいふ型の押し縁押さえを採用しました。

下屋部分は 杉板を重ね合わせた鎧張りとし、
自然素材の染料を塗りこむことにより、自然の木の風合いを残した仕上げになっています。
下屋部分を支える柱は、山で育ったままのヒノキを採用しました。
下屋の桁は10mの八角形、全くの黒杉です。雨風に耐えてくれるはずです。

海部型の伝統的な『店屋作り』の工法をデッキにアレンジ
風雨の厳しいときには、雨戸代わりとなり、
お天気の良いときには、デッキ代わりとなります。
一石二鳥の伝統工法のひとつです。

玄関土間の3本柱の床には、近所の海辺で取れたガラス玉を埋め込み
浜辺の風景を再現をしました。

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◆内部◆
玄関から入ってすぐの土間には、近所の人たちが集っていたような
縁(えん)を階段部分に再現。
この場所が改めてのコミュニケーションの場となるように。

リビングと一体感のある和室
和室の引戸を引いてしまうと個室にもなり、リビングとひとつの部屋にも。
居たい場所をその時の状況でセレクトできる仕掛けです。

リビングから吹き抜けを見上げたら、 面皮付きの板が並ぶ。小さな森の借景。

丸太柱・大黒柱の上に乗る大梁は11m1本もので、
耐力を保つ為に木の繊維を出来るだけ残す八角形を採用。

かいふ型伝統工法 木材の肉を出来るだけ残した渡りあご工法採用。
これにより、地震力を吸収し、
柔の力で地震力を受け止め、建物の軸組の維持を目指しました。
その助け舟のひとつが、昔ながらの大きな木材料。
10寸・9寸・8寸の長尺梁を(11m・9m.7m等)採用

柔らかく地震時にゆれるように、壁には小舞土壁を採用。
揺れに反発せず、地震力を受け止め逃がし、大きな軸組と共に粘りを出してくれます。
小舞土壁はそのまま断熱材の代わりにもなり、いつでも土に還る材料ばかりが使われています。

寝室の壁には丸太面皮付・浮作り板が漆喰の上に並ぶ。
森の中の風景の再現を目指し、浮作りにより杢目に深みが増して見えます。
寝室の床には、大工さんの手書きの通り名が残る
梁の上とレベルに床を張った朝鮮張りを採用。

水回りもハンドメイドでつくりました。
杉とタイルのキッチン・杉の元玉スライスの天板採用の洗面所
洗面台の天板部分に海辺の貝殻発見?
トイレの手洗いも木の板で、大工さん作成の扉採用。

海辺の丘に建てたから?漆喰の白と木の素地の色
その他のモノは何を選ぶにもみんなの意見で、採用されたのは『青』ばかり。
出来てみて、そこにあるべくして存在してくれる『色たち』にまたほっとしたところでした。

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